2013年09月02日

あかちゃん No997

おはようございます!

今日もご覧頂きありがとうございます。

先日ご紹介した本「魂の震える話」からご紹介します。

著者のふたりからも聞いた事のあったお話ですが、

全て実話のストーリーです。

お時間のある時にぜひご覧下さい。




〜〜〜〜

「赤ちゃん」

子供がお腹に宿った。

ずっと待ち望んでいました。

男の子かな?女の子かな?

夏に産まれる予定だから「夏」を名前につけようかな。


そんな事を考えながら

毎日お腹の赤ちゃんに話しかけ

産まれてくるのを楽しみにしていました。


妊娠5ヶ月。しばらくぶりの検診にいくと

先生から「大変です!もう一人います」と言われましたが

意味が分からず。

「双子ちゃんです」と言われ、やっと理解しました。


私はずっと双子が欲しいと思っていたので

とても嬉しく、主人と一緒に喜びました。


しばらくして急にお腹が痛くなり、病院に駆け込みました。

すると「破水しています!もう産まれます!」と


突然の事で、驚いている暇もなく、そのまま緊急入院。

そして、出産。

産まれた赤ちゃんは900gの小さな女の子がふたり。

『春菜』『夏凛』と命名。


NICU(新生児特定集中治療室)に入っている我が子。

小さな手で私の指をかすかに握っているぬくもりが、

愛しくてたまりません。


小さく産まれたので、当然不安もありましたが

「この子たちは大丈夫」と自分に言い聞かせました。


生まれて2週間して、夏凛の様態が悪化。

夜中、付き添いながら、懸命に生きようとしている夏凛を

主人とふたり、見守り続けました。


午前4時。

先生と看護師さんたちが慌ただしくなります。


その後、うつむきながらこちらに近づいてくる先生を見た瞬間、

それだと察し、涙が流れました。


夏凛は2週間で天使になってしまいました。

私は、ただ呆然として涙がこぼれました。


数時間後、春菜の様態も悪化し、

そのまま息を引き取りました。


涙が枯れるまで泣きました。

寂しくて。

悔しくて。

悲しくて。

かわいそうで。。。

自分を責めました。

自分の体を恨みました。

自分も死のうと思いました。


想いを、わめくように主人にぶつけました。


「せっかくできた子供なのに。どうして?」

「二人を連れてお散歩に行きたかった」

「もっと声を聴きたかった」

「2週間しか生きられないなんて...。」

「この娘たちは何の為に生まれて来たの?」


主人は涙をこぼしながら、無言で聴いていました。

私は冷たくなったふたりをギュッと抱きしめ、

何度も繰り返し言いました。


「春菜。夏凛。ごめんね。ごめんね。

 丈夫に生んであげられなくて、ごめんね」


数時間が経って、主人が口を開きました。

「前に何かで聞いたけど、“人の命は全てに意味がある”って。

 意味があって生まれて、そして死を迎えるらしい。

 『ママと出会う為に生まれてきたんだよ』

 『ママと出会えて良かった。ありがとう、ママ』って

 きっとふたりが言ってるよ。
 
 なあおまえ、ふたりを産んでくれてありがとうな」


主人の胸に顔をうずめると、大粒の涙がボロボロとこぼれ落ちました。

それから、私は、ふたりの分まで生きようって、

天国のふたりが喜んでくれるような人生にしようって、

幸せを感じていきようって決めました。


生きるとは、生きているとは、奇跡だと知った。

愚痴も、不平も、不満も、喧嘩も...

本当に幸せな事だって。


“あたりまえ”なんてない。

私はふたりが生きたいと願ったはずの“今”を生きている。


「魂の震える話」より抜粋
著者:ゆう けい

〜〜〜


『いま』どれだけ幸せなことか。

自分の足下を見ると沢山転がっています。

あたりまえに思わず、自覚したいです。


いろんな事に気付かせてくれる「魂の震える話」

お勧めです!!




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この記事へのコメント
当たり前に

二人の子供の父親

当たり前に

仲間と

サロンワークしてる

でも

これって

当たり前じゃないんですね

今に

感謝して

謙虚にいきたいです
Posted by かつ at 2013年09月02日 17:22
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